内科・外科・整形外科
肛門外科・リハビリテーション科
医療法人社団 さえき医院
広島県東広島市志和町志和東1199-4

TEL:082-433-3733

GASTROENDOSCOPY ───

胃内視鏡検査

目次


胃カメラ検査とは

胃カメラ検査(胃内視鏡検査)は、先端に超小型カメラがついた細い管(内視鏡)を口から挿入し、食道・胃・十二指腸の粘膜を直接モニターで観察する検査です。胃がんの早期発見や、胃炎・胃潰瘍などの正確な診断に非常に有効な検査です。

健診の「バリウム検査」との違い

健康診断で行われるバリウム検査(胃X線検査)は、胃全体の形や凹凸を「影絵」のように写し出すものです。

一方、胃カメラ検査は粘膜の色や微細な血管の変化まで直接リアルタイムに観察できるため、ごく小さな初期のがんや微細な病変の発見において優れています。また、疑わしい部分があれば、その場で組織を一部採取(生検)して詳しく調べる(病理検査)ことも可能です。

※なお、当院ではバリウム検査は実施しておりません。


当院が経口内視鏡のみを採用する理由

内視鏡には口から入れる「経口」と鼻から入れる「経鼻」があります。当院では口から内視鏡を挿入する「経口内視鏡検査」のみを行っております。

当院があえて経口内視鏡を選ぶ理由は以下の通りです。


  • 高画質でより精密な検査・診断が可能 : 鼻からのカメラに比べ、口からのカメラはスコープが少し太い分、画質が非常に鮮明で光量も豊富です。そのため、微小な病変(早期がんなど)を見逃しにくく、より正確で迅速な診断が可能です。

  • 鼻の痛みや出血の心配がない : 鼻腔(鼻の穴の奥)の狭さには個人差があり、経鼻検査では痛みや出血を伴うことがありますが、経口検査ではその心配がありません。

  • 苦痛を抑える工夫 : 当院では、後述する「鎮静剤」を使用するなど、検査中の苦痛の軽減に努めています。どうぞご安心ください。 


当院の胃カメラ3つの特徴

Features 01
胃がん・大腸がんの手術経験が豊富な医師が担当
当院の内視鏡検査は、消化器外科で胃がん・大腸がんの手術経験を豊富に積んだ医師が担当いたします。これまで数多くの病変(肉眼像)を診てきた経験が、微小な異常の早期発見・的確な診断に大きく活かされています。 内視鏡検査においては、通算10,000例以上の実績(※)があり、現在も年間約380例の検査を行いながら、日々丁寧な観察を心がけています。「検査が怖い」と感じている方にも安心して受けていただけるよう、患者様のお気持ちとお体に配慮し、優しく慎重な操作で負担の少ないスムーズな検査を行います。 ※算出期間:1991年12月~2025年12月


Features 02
鎮静剤を使用した苦痛の少ない胃カメラ検査
「オエッとなる嘔吐反射が苦手」「検査への不安が強い」という方のために、当院では鎮静剤を使用した胃カメラ検査を行っています。 患者様お一人おひとりの体格・体質・当日のコンディションに合わせて鎮静剤の量を細かく調整し、「ウトウトと心地よく眠っているような状態」で検査を受けていただけます。恐怖心や苦しさを大幅に軽減したリラックス状態で検査が終了します。 ※お車の運転をご希望される場合など、鎮静剤を使用せず「咽頭麻酔(喉の麻酔)のみ」での検査も可能です。お気軽にご相談ください。


Features 03
次世代の内視鏡システム「ELUXEO 7000」を導入
当院では、富士フィルム社製の高性能LED内視鏡システム「ELUXEO 7000」を採用しています。 特殊な光を用いて粘膜表面の微細な血管構造やわずかな色の変化を強調して映し出せるため、従来の機器ではみつけにくかった見落としやすい早期がんや小さな病変の発見に非常に有効です。 高精度な医療機器と熟練の観察技術により、安心で質の高い内視鏡診断を提供いたします。


検査の流れ

ご予約

電話・来院での予約が可能です。現在の症状やお薬の服用状況を確認し、検査日時を決定します。

検査前夜・当日の朝

  • 前夜:夕方6時頃までに消化の良い物(例:おかゆ・うどんなど)を少なめに食べてください。それ以降は絶食となります。夜9時ごろまでは水・お茶のみ摂取は可能です。

  • 当日:絶飲食です。お薬の服用については、予約時に看護師が説明いたします。

検査準備

喉の痛みを和らげる処置を行い、検査室のベットに移動します。

検査(10分程度)

検査室のベットへ移動し、鎮静剤を投与します。お薬が効いてリラックスした状態(うとうとした状態)を確認してから検査を開始します。検査自体は通常10分程度でスムーズに終了します。

検査後の休憩(2時間)

鎮静剤を使用しているため、検査後は院内のリカバリールーム(ベッド)で2時間ほどゆっくりお休みいただきます。

結果説明

目が完全に覚めた後、医師より実際の画像をお見せしながら、検査結果を分かりやすくご説明いたします。

(※組織を採取した場合は、病理検査の結果が出るまで2週間程度かかりますので、後日再度ご来院いただきます)

《鎮静剤の使用に関するご注意》

  • 鎮静剤の使用により、一時的な血圧低下や呼吸抑制、フラツキ、アレルギー反応などが起こる場合があります。検査中は生体情報モニターで常に全身状態を管理いたします。

  • 検査当日は、自転車・自動車・バイクなどの運転は控えてください。公共交通機関をご利用いただくか、ご家族に送迎していただくようお願いいたします。


検査費用(目安)

腹痛や胸焼けなどの症状がある方、または他院の健診で要精密検査となった方が対象です。

保険診療の場合


検査内容 1割負担 2割負担 3割負担 備考
観察のみ 約3,400円 約4,700円 約6,000円 胃の中をカメラで観察・診断するのみ
+組織検査 約4,700円 約7,300円 約10,000円 病変が見つかり、一部の組織を採取して病理検査に出す場合
+ピロリ菌検査 約5,100円 約8,300円 約11,400円 医師が、ピロリ菌感染を疑う場合

※上記費用はあくまで目安です。初診料・再診料等は含まれていません。

※上記費用は鎮静剤ありの金額です。咽頭麻酔のみ(鎮静剤なし)ご希望の方は、上記金額から2,000円を引いた金額となります。


東広島「元気すこやか健診」の場合

40歳以上の東広島市民で、市から届く「受診券」をお持ちの方が対象です。(年1回受診可能)

 

対象区分 自己負担金 備考
40~69歳の方 6,000円 東広島市国保加入者、および健診料金無料証明書をお持ちの方は健診代4,000円は無料になります。
70歳以上の方 2,000円 年度末年齢が70歳以上の方が対象です。

上記費用は鎮静剤ありの金額です。咽頭麻酔のみ(鎮静剤なし)ご希望の方は、上記金額から2,000円を引いた金額となります。

※健診の検査中に疑わしい病変が見つかり、医師の判断で組織採取(生検)やピロリ菌検査を行った場合、その時点で「保険診療」へと切り替わります。その際は、上記の健診費用とは別に、追加で保険診療分の自己負担金が発生いたしますので、あらかじめご了承ください。


よくある質問

Q. 鎮静剤を使ったら、当日は車や自転車を運転して帰れますか?

A. 申し訳ありませんが、当日の車の運転(バイク・自転車含む)はお控えください

鎮静剤の影響(集中力や反射神経の低下)が完全に抜けるまでには時間がかかります。検査当日は、公共交通機関(電車・バスなど)をご利用いただくか、ご家族に送迎していただくようお願いいたします。

Q. 検査中の痛みや苦しさはありますか?

A. 鎮静剤を使用するため、ほとんどの方は苦痛を感じずに終わります。

個人の緊張度にもよりますが、ほとんどの方はお薬の効果によりリラックスした状態で検査を受けていただけます。

※鎮静剤の効果や感じ方には個人差があります。

Q. 検査にかかる全体の時間はどれくらいですか?

A. 受付からお帰りまでは、全体で約2時間半~3時間ほどです。

実際の検査時間は10分程度ですが、事前の準備や、検査後に鎮静剤が覚めるまで院内のベッドでお休みいただく時間(2時間程度)、その後の結果説明の時間等が含まれます。当日はお時間に余裕を持ってお越しください。

Q. ピロリ菌の検査や治療も同時にできますか?

A. はい、可能です。

胃カメラ検査において慢性胃炎(ピロリ胃炎)の所見が認められた場合、保険診療の枠組みでピロリ菌の検査を行うことができます。万が一陽性(菌がいる)と判定された場合は、後日、除菌のためのお薬を処方し、治療を進めてまいります。


当院からのメッセージ

胃がんなどの重篤な病気も、早期に発見できれば根治が可能です。

40歳を過ぎたら、年に1回は定期的な検査をおすすめいたします。

お気軽に当院までご相談ください。